2024年5月12日は「母の日」だ。
気付けば早○○年、あろうことか失恋で傷心し、いくつになっても思春期じみた心労を満喫している娘を生温かい目で見守ってくれている母に感謝を伝える日である。
思えば、親に改めて感謝を伝える機会はなかなか無い。
気付けばお互いに年を取り、感謝を伝えられないままお別れの時が来る…なんてこともあるかもしれない。
そう考えると、あえて世間がタスクを用意してくれるというのは有難いことなのだ。
例えそれが企業の戦略なのであっても…(ごにょごにょ)
今日は母を喜ばせるプレゼントについて考えてみたいと思う。
①カーネーション
「母の日」の贈り物は何が良いか、王道でいくならカーネーションだろう。
最近のカーネーションはすごい。
花束や鉢植え、ブリザードフラワーやソープフラワー等、幅広い品揃えは長年の企業努力の賜物といえる。
色の種類も豊富で、赤色だけでなくピンクもあれば、黄色もある。紫もある。
なんなら七色のレインボー色もある。最早ここまでくると何でもアリだ。
ただ、王道故のデメリットもある。
母の日=カーネーションという常識に胡坐をかいてしまい、気付けば毎年カーネーションを贈り続ける事態を引き起こしてしまうという点だ。
プレゼントは気持ちが大事とは言うものの、毎年同じものを贈られては、いくら母といえど心境は複雑であろう。
1年に1度の便りと思えばそれも有りなのかもしれないが、子供歴2ケタ以上のプロとしては、せっかくなら喜んでもらえるものを贈る意識は持ちたいものである。
恋人や友人、職場の方へのプレゼントに頭を悩ませた経験は誰しもあると思う。
社会に揉まれ、培われた人間関係スキルの集大成を問われるのが「母の日」なのだ。
それでは、肝心の母の欲しいものは何なのだろうか?
ちょうど花瓶を新調したという母に、カーネーションが欲しいか聞いてみた。
「いいわよ、モノは何も要らないわ」
とのこと。
やはり毎年のカーネーションに飽きているようだ。
②食事をご馳走する
食事をご馳走するというのはどうだろう?
形が残るプレゼントも嬉しいけれど、日常の営みを贅沢な時間に変えることも立派なプレゼントと言える。
家族団らんの時間も過ごせるので、一石二鳥だ。
さっそく母に提案してみた。
「今日はハンバーグなんてどう?あんた食べたいって言ってたわよね」
訂正しよう。
プレゼントに食事をプレゼントする人は、親との食事が定例化していないことが前提条件である。
食事が通例行事になっているご家庭では、プレゼントとして通用しない可能性がある。
普段からご馳走している親孝行者は、食事を特別なものとして見てもらえないばかりか、
なんなら親心がすれ違い、自分の食べたいものを提案されたりする。
終いには「普段ご馳走してもらってるし」なんてお支払い伝票を奪われてしまう。
違う違う、そうじゃない。
③LINEギフト
日常の延長戦上で「母の日」を祝うことがいかに大変かがおわかりいただけただろう。
カーネーションもダメ、食事もダメときたので、
普段とは違うプレゼントをしてみようと、欲しいものを探るも撃沈。
なんなら無駄遣いしないよう怒られる始末。
母とは子供の前で物欲を全面に見せない生物である…。(優しさの鬼)
悩んだ挙句、私が選んだのは「LINEギフト」!
メッセージを添えて問答無用で送り付けられるうえに、高価すぎるものではないので安心。
私はアフタヌーンティーのギフト券を贈ることに。
▼LINEからギフトを選択。これには母もご満悦。
その手軽さと絶妙な価格帯で、ささやかならがも気を遣わせない粋な計らい…
LINEというメッセージツールならではの効果である。(すごい時代になったもんだ)
お互いの親切心が行き交う「母の日」のプレゼントは、実は誰よりも選ぶのが難しいのかもしれない。
全国の母へ感謝を込めて。
「母の日」を通して素敵な時間が生まれますように。
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